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ときどき日記
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［Vol.211／2025年05月］ |
去る五月二十一日にインスタグラムに於いて、当社梅垣織物とキモノプラスさんで「紐解き図案帖」という対談コラボ企画をライブ中継致しました。
キモノプラスとは、キモノ女子のためのライフスタイルマガジンで、「私らしく着物で輝く」をテーマに着物大好き女子のお気に入り着物コーデやアイテムを紹介されています。
様々な色、柄、季節に拘ったコーデを特集してキモノ女子を応援して、キモノファンを増やしていくことを目的とされています。
キモノプラスを主催している久野君とは十数年の付き合いで、彼が業界に入った当初から馬が合い、勤められていた前売り問屋を退職された後も付き合いが続いていました。 今回彼が声をかけてくれた事で、このコラボが実現しました。
彼が言うには、キモノプラスのフォロワーの方で、お召になられているお着物の柄について、 感覚的に「かわいい」ということで着物を楽しまれる方が多いので、その柄の云われなどを知ればよりキモノライフを楽しめるのではないか、「私の好きなこの柄にはそんないわれがあったのか」という事を知ってくだされば、もっとキモノを好きになってもらえるのではないかと彼は考えています。
このような彼の想いに賛同して、今回のコラボが実現しました。
私自身、特に美術の勉強をしたわけではないのですが、仕事柄着物や帯のデザインについては多少の知識はあります。特に当社がモットーとしている「温故知新」、「普遍性を求める帯つくりに必須の古典柄」について、テーマごとに久野君とトークしていきます。
今回は日本文化の源泉ともいえる「正倉院文様」についてお話ししました。
次回は「平安期の国風文化の有職文様」についてです。
現在、呉服業界は生産、流通、小売りの各分野で様々な問題を掲げ未曽有の危機に瀕しています。 このような試みで多くの着物愛好家の方々が、よりキモノ文化に触れて頂き、着物産業継続の一助となれば幸いです。
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